テグスとは?釣りに欠かせない糸の種類や選び方をわかりやすく解説

釣りをするときに必要な道具のひとつに、テグスがあります。

テグスとは、釣り糸のこと。

テグスにはいろいろな種類やサイズがあって、どれを選べばいいのか迷ってしまうこともありますよね。

そこでこの記事では、テグスの歴史や特徴、種類や選び方などをわかりやすく解説します。

テグスの歴史

テグスは漢字で「天蚕糸」と書きます。

天蚕とは、カイコではなくて、テグスサンという虫のことです。

昔は、この虫の幼虫から取れる絹糸腺を引き伸ばして作った糸がテグスでした。

この糸は大変高価で貴重なものでした。

しかし、時代が進むにつれて、天然の絹糸では強度や耐久性が不足することが分かりました。

そこで、ナイロンやフロロカーボンなどの合成繊維で作られた釣り糸が開発されました。

これらの釣り糸も一般的にテグスと呼ばれるようになりました。

テグスの特徴

現在使われているテグスには主に3種類あります。

それぞれ特徴が異なるので、用途や好みに合わせて選ぶ必要があります。

ナイロン

ナイロンは最も一般的なテグス。

弾力性や伸縮性があるため、魚からの衝撃を吸収しやすく、切れにくいです。

また、水分を吸収しないため、水中でも変形しません。

しかし、ナイロンは光沢があるため水中では目立ちやすく魚から警戒される可能性があります。

また、紫外線に弱く劣化しやすいです。

フロロカーボン

フロロカーボンはナイロンよりも高価ですが優れた特徴を持ちます。

光沢が少なく水中では透明度が高いため魚から見えにくく警戒されません。

また、水分を吸収しないため水中でも変形しません。

さらに紫外線にも強く。劣化しにくいです。

フロロカーボンは硬くて剛性が高いため、弾力性や伸縮性が少なく、魚からの衝撃に弱いです。

また、結び目が弱く切れやすいです。

PEライン

PEラインはポリエチレンという素材で作られたテグス。

ナイロンやフロロカーボンと違って、複数の糸を撚り合わせて作られています。

そのため、非常に強度が高く切れにくいです。

しかし、PEラインは水分を吸収しないため、水中では浮きやすく目立ちます。

また、伸縮性がないため、魚からの衝撃に対応しにくいです。

テグスの選び方

テグスを選ぶときには、以下の点に注意してください。

  • 釣り場や魚種に合わせてテグスの種類を選ぶ
  • テグスの太さや長さを自分の釣り方に合わせて調整する
  • テグスの色は水色や透明など水中で目立たないものを選ぶ
  • テグスは定期的に交換する

以上、テグスについて解説しました。

テグスは釣りに欠かせない道具ですが、種類や特徴を理解して正しく使えばより楽しく釣りができるでしょう。

ぜひ参考にしてみてください。

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