汽水域と河口の違いとは?汽水域・河口付近とはどこまでなのか?

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汽水域とは

汽水(きすい)とは、淡水と海水が混ざった、塩分濃度の低い水のことを指します。

汽水域(きすいいき)は、河川や湖沼などの淡水と海水が混ざって、汽水となっている区域のこと。

汽水域は、川で暮らす生物、海で暮らす生物にとっては厳しい環境。

塩分濃度や温度などが不規則に変動するため、浸透圧や代謝に影響を与えるためです。

アナゴやクロダイ、シーバスなど汽水域に適応した特有の生物のみが生息しています。

河口とは

河口(かこう)とは、川が海に注ぐ場所のこと。

河口では、川から流れ込む淡水の量や潮汐の影響によって塩分濃度や流れ方が変わります。

また河口では、川から流れ込む栄養分や有機物が豊富なため、プランクトンなど多くの生物が繁殖します。

その結果、魚類や甲殻類など多種多様な生物が集まります。

汽水域と河口の違い

汽水域と河口は似ているようですが若干異なります。

両者の主な違いは以下の通り。

汽水域は淡水と海水が混ざる区域全体を指し、塩分濃度が変化する範囲を含みます。

河川の下流のうち、潮の満ち引きにより海面が影響を受ける部分は、基本的に汽水域です。

また汽水域では、特有のプランクトンや塩分濃度の変化に耐性のある魚などが生息しています。

河口は、川が海に流れ込んでいる場所のことを指し、塩分濃度も流れ方も不規則に変化します。

河口には汽水域も含みます。

また河口では栄養分や有機物が豊富であるため、多くの生物が生息しています。

どこまで汽水域なのか、汽水域・河口付近とはどこまでなのか?

汽水域や河口付近の範囲は一概には決められません。

川や海の状況によって変わるからです。

一般的な目安としては、

汽水域は、中小規模の河口では、数キロメートルほど。

大きな河川では、数十キロメートルになることもあります。

釣りをする場合は,汽水域や河口付近の状況を把握することが重要。

塩分濃度や流れ方、生息している生物によって、釣り方や仕掛けも変わってきます。

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