
ダイワのカウンター付きリールの選び方|用途別に便利な機能を解説
ダイワのカウンター付きリールは、仕掛けを落とした水深や巻き上げ位置を確認しながら船釣りを組み立てられる道具です。タイラバ向けの紅牙、幅広いライト船釣りに対応するLIGHT GAME、細いPEラインを扱いやすいLIGHT SW、イカメタルや上位のオフショア向けまで、用途によって選ぶシリーズが変わります。
先に結論をいうと、まず手巻きのICリールか電動リールかを分け、次に船宿の水深・仕掛け重量・指定PEラインから番手を決めます。タイラバ中心なら紅牙 X ICや25紅牙 RX IC、幅広いライト船釣りならLIGHT GAME X IC、細糸や浅場ならLIGHT SW X IC SSが候補です。
この記事では、ICカウンターの表示機能、番手とPE糸巻量、ギア比、ハンドル、ライン入力の順に選び方を整理します。価格や在庫、販売中の品番は変わるため、購入時はダイワ公式の最新仕様と販売ページを照合してください。
ダイワのカウンター付きリールは用途から選ぶ
ダイワのカウンター付きリールを選ぶときは、製品名の知名度より「どの釣りで、何号のPEラインを、どの水深まで使うか」を先に決めます。公式の両軸リール製品一覧では、ライトゲームからタイラバ、オフショア用まで複数のICモデルが掲載されています。
| 主な用途 | 候補シリーズ | 選ぶときの軸 |
|---|---|---|
| タイラバを始める | 紅牙 X IC | 低速寄りの巻きとICカウンターをシンプルに使いたい |
| タイラバでライン容量や巻き上げを重視 | 25紅牙 RX IC・26紅牙 IC 150 | PE容量、ギア比、ハンドル長、最大ドラグ力を比較する |
| タチウオ・アジ・真鯛などライト船釣り | LIGHT GAME X IC・LIGHT GAME RX IC | 対象魚を限定せず、PE号数と150・200番の容量で選ぶ |
| 細いPEラインや浅場 | LIGHT SW X IC SS | 浅溝スプール、軽量な仕掛け、カウンター表示の見やすさを確認する |
| イカメタル・落下速度を管理したい | LIGHT GAME IC・TIERRA AIR IC | 落下速度、巻き上げ速度、バックライト、電池交換の仕様を見る |
| 深場・大型魚・電動巻き上げ | TIERRA IC・SALTIGA IC・電動リール | 必要なライン容量、剛性、ドラグ、電動アシストの有無で分ける |
同じ「カウンター付き」でも、浅場のライトゲーム用と深場の大型魚用では必要な糸巻量や負荷が異なります。迷ったときは、釣り物の名前だけでなく、船宿の指定条件と品番ごとの公式スペックを突き合わせましょう。
手巻きICリールと電動リールを先に分ける
ダイワのカウンター付きリールは、大きく分けると自分でハンドルを回す手巻きリールと、モーターで巻き上げを補助する電動リールがあります。ICカウンターが付いていることは共通していても、巻き上げを助ける機能の有無は別の判断です。
手巻きICリールはライトな船釣りと水深管理に向く
手巻きICリールは、タイラバ、イカメタル、タチウオ、ライトジギングなど、仕掛けを落とした位置や巻き上げる距離を自分で操作する釣りに向きます。ICカウンターで水深を確認しながら、船長の指示ダナや反応が出たレンジを再現しやすくなるのが利点です。
ただし、カウンターは魚群探知機のように海底や魚を直接測る機器ではありません。リールに入力した道糸の情報を基準にラインの放出量を表示するため、ラインの種類、巻き方、テンション、斜めに出たラインの影響を受けます。
電動リールは巻き上げの負担を減らしたいときに検討する
深場で長い仕掛けを何度も回収する、大きなオモリや魚に対応する、巻き上げの負担を減らすといった目的なら、カウンターの有無だけでなく電動機能を比較します。ダイワのシーボーグは、機種によって水深カウンター、船べり停止、巻き上げ速度表示、一定速度巻き上げなどのメニューを備えています。
一方、電源やバッテリーが必要になり、リールの大きさや重量も手巻きとは変わります。ライトな釣りで手返しと操作感を優先するなら、最初から電動を選ぶ必要はありません。釣りの負荷と必要な回収距離で分けるのが基本です。
タナセンサーはICモデルと機能を照合する
ダイワのタナセンサーもカウンター付き手巻きリールですが、ICカウンター搭載モデルと同じ機能構成とは限りません。表示単位、道糸入力、アラーム、電池や設定方法はシリーズごとに異なるため、名前だけで判断せず取扱説明書と製品ページを確認してください。
タナセンサーの公式製品情報では、250・300サイズの用途や仕様が案内されています。大型の仕掛けを扱う船釣りでも、必要なライン量とハンドルの力強さが合うかを先に見ます。
ICカウンターで確認できる便利な機能
ICカウンターは水深を表示するだけでなく、機種によって複数の補助機能を備えています。便利そうな機能を全部選ぶのではなく、自分の釣りで使う場面があるかを確認しましょう。
| 機能 | できること | 購入時の確認ポイント |
|---|---|---|
| 水深カウンター | 水面からのライン放出量を目安として表示する | 10cm単位など、表示単位と入力できるPE号数を確認する |
| 船べりアラーム | 仕掛けが近くまで戻ったことを音で知らせる | 穂先への巻き込み防止に役立つが、作動範囲は機種ごとに見る |
| 深度アラーム | 一定のライン放出量を音で把握しやすくする | フォール時・巻き上げ時の設定と回数を確認する |
| 巻き上げ・落下速度表示 | 仕掛けを回収する速さや落下のペースを確認する | イカメタルなど、速度を再現したい釣りで必要か考える |
| 糸長入力・高切れ補正 | 巻いた道糸を入力し、ライン交換後の表示を調整する | 対応する入力方法と、説明書の設定手順を確認する |
| バックライト・電池 | 暗い船上で表示を読みやすくし、カウンターを動かす | 点灯時間、常時点灯の可否、電池交換を自分でできるかを見る |
LIGHT GAME ICの公式情報では、10cm単位の水深カウンター、深度アラーム、巻き上げ・落下速度表示、糸長入力などが案内されています。上位機種だけの機能と、複数の現行モデルに搭載される機能を分けて確認することが大切です。
番手とPE糸巻量は必要なライン長で決める
番手の数字は、メーカーやシリーズが違うと単純に同じ容量を表すとは限りません。150番だから水深150mまで、200番だから200mまでという決め方ではなく、使うPEラインの号数と必要な長さを公式の糸巻量で確認します。
たとえば水深100mでも、潮や船の流し方でラインが斜めに出れば、カウンター表示より多くのラインを放出することがあります。船宿がPE1号を指定しているなら、PE1号を必要長巻けるかを先に見て、深場やドテラ流しでは余裕のある容量を選びます。
| モデル例 | 標準自重 | ギア比・巻き取り | 標準巻糸量PE | 向いている判断 |
|---|---|---|---|---|
| LIGHT GAME X IC 150-DH | 230g | 6.3・69cm | 1号-400m、1.5号-250m、2号-200m | 幅広いライト船釣りの基準 |
| 25紅牙 RX IC 150P | 235g | 5.5・62cm | 1号-400m、2号-200m | タイラバで低速寄りの巻きと容量を重視 |
| LIGHT SW X IC SS | 245g | 6.3・69cm | 0.4号-200m、0.5号-200m、0.6号-200m、0.8号-150m | 細糸・浅溝スプールを使うライトゲーム |
表の数値は各メーカー公式製品ページに掲載された代表品番の公表値です。巻糸量はラインの銘柄や巻くときのテンションなどで変わるため、限界まで巻けるかではなく、必要長を安全に確保できるかで判断してください。
ギア比とハンドルで巻き方を合わせる
ギア比は高いほど上位という意味ではなく、タイラバの等速巻き、仕掛けの回収、イカメタルのテンポなど、釣り方に合うかで選びます。品番を比べるときはギア比だけでなく、ハンドル1回転あたりの巻き取り長さも確認しましょう。
| タイプ | 特徴 | 選ぶ目安 |
|---|---|---|
| P・低速寄り | 1回転で回収する距離が短く、一定速度を作りやすい | タイラバでゆっくり巻き続けたいとき |
| ノーマル・オールラウンド | 巻きの安定感と回収速度のバランスを取りやすい | 複数のライト船釣りで兼用したいとき |
| H・高速寄り | 糸ふけや仕掛けを素早く回収しやすい | 手返し、フォール後の回収、速い展開を重視するとき |
ダイワの25紅牙 RX IC 150Pはギア比5.5・巻き取り長さ62cm、26紅牙 IC 150は品番によって4.8・6.3・7.1のギア比を展開しています。26紅牙 IC 150の巻き取り長さは品番により54cm、70cm、80cmと異なるため、「紅牙 IC 150」というシリーズ名だけで決めないようにします。
ダブルハンドルは左右の重さをそろえやすく、等速巻きを組み立てたいときの候補になります。シングルハンドルや長いハンドルは、力の入れ方や回収速度との相性を見て選びます。左巻きは品番末尾のLやPLなどで表されることがあるため、右巻き・左巻きの表示を販売ページで必ず確認してください。
用途別に選ぶダイワのカウンター付きリール
タイラバ中心なら紅牙 X IC・紅牙 RX IC・紅牙 IC 150
タイラバでは、カウンターで水深や巻き上げ位置を確認しながら、一定速度で巻くことが重要になります。予算を抑えてシンプルに始めるなら、紅牙 X ICが候補です。公式仕様はギア比4.9、巻き取り長さ54cm、PE0.8号-300m・1号-200mで、100mmのダブルハンドルとICカウンターを備えています。
PE1号を長く巻きたい、低速寄りの巻きと余裕のあるドラグを重視したい場合は、25紅牙 RX IC 150Pを比較します。標準自重235g、ギア比5.5、巻き取り長さ62cm、PE1号-400m・2号-200m、最大ドラグ力6kgという公式仕様で、タイラバ用の候補をライン容量から絞り込みやすいモデルです。
タイラバの巻き方に合わせて複数のギア比を選びたい場合は、26紅牙 IC 150も候補になります。P、ノーマル、Hの品番があり、130mmハンドル、PE1号-400m・2号-200mの仕様を確認できます。価格帯だけでなく、必要な巻き取り速度とハンドルの長さで比較してください。
PE1号の容量と低速寄りの巻き上げを優先し、タイラバ用の具体的な候補を確認したいなら、次のモデルが候補です。
幅広いライト船釣りならLIGHT GAME X IC・RX IC
タチウオ、真鯛、アジ、サバ、イサキ、ヒラメ、タイラバ、ライトジギング、イカメタルなど、対象魚を一つに絞らず使いたいならLIGHT GAME系を基準にします。LIGHT GAME X IC 150-DHは、230g、ギア比6.3、巻き取り長さ69cm、PE1号-400m・1.5号-250m・2号-200mという仕様で、150番の容量と100mmダブルハンドルを備えます。
もう少し高剛性のアルミハウジングや複数のギア比を比較したい場合は、LIGHT GAME RX ICを見ます。150・200・300などのサイズや、P・オールラウンド・ライトジギング向けのギア比が展開されているため、船宿指定のPE号数と水深から品番を絞るのが基本です。
対象魚を限定せず、PEラインの容量と手巻きの扱いやすさを優先するなら、次の150-DHを代表候補として確認できます。
イカメタルで落下速度や水深を管理するならLIGHT GAME IC・TIERRA AIR IC
イカメタルでは、船長の指示ダナへ仕掛けを落とし、反応が出た水深やフォールの速度を再現したい場面があります。LIGHT GAME ICは150-DH、150L-DH、200などを展開し、モデルによって巻き上げ速度・落下速度・深度アラーム・バックライトなどを確認できます。
軽さと細糸対応を重視するなら、TIERRA AIR ICも比較対象です。公式情報では10cm単位の水深カウンター、深度アラーム、巻き上げ速度表示、糸長入力、タイマー、電池交換などが案内されています。細いPEラインは糸ガミや表示設定の影響を受けやすいため、対応号数と推奨巻糸量を取扱説明書で確認してください。
細いPEラインや浅場ならLIGHT SW X IC SS
浅場のライトゲームや細いPEラインを使う釣りでは、深いスプールに少量のラインを巻くより、浅溝スプールを備えたモデルが候補になります。LIGHT SW X IC SSはPE0.4号・0.5号・0.6号を各200m、PE0.8号を150m巻ける公式仕様で、10cm単位の水深カウンター、船べりアラーム、100mmダブルハンドルを備えます。
細糸なら何でも扱えるわけではありません。PEの号数だけでなく、船宿が求める長さ、仕掛けの重さ、ラインを入力できる範囲、着水や落下時の糸ふけを含めて選びます。
深場や大型魚、電動巻き上げが必要なら上位シリーズへ広げる
深場のライトジギングや大型魚狙いでは、TIERRA IC 150/300-CやSALTIGA ICのように、ライン容量・剛性・ドラグ・操作性を高い水準で求めるシリーズも候補になります。ドテラ流しで斜めにラインを出す場合は、カウンターの表示だけでなく、ライン角度や実際の放出量も合わせて見ます。
モーターによる回収が必要なら、シーボーグなどの電動リールを検討します。手巻きICリールの延長として選ぶのではなく、バッテリー、電源、リール重量、必要な巻き上げ力を含めた別の選択肢として比較してください。
購入前に確認したい7項目
商品ページで見た目や機能だけを比べる前に、次の順番で確認すると、カウンター付きリールのミスマッチを減らせます。
- 船宿の水深と仕掛け:主な水深、タイラバのヘッド、スッテ、オモリ、メタルジグの重さを確認する。
- 指定PEライン:PEの号数と必要な長さを確認し、その量を巻ける番手を選ぶ。
- ライン容量の余裕:水深と同じ長さで決めず、潮や船の流し方で斜めに出る分も考える。
- カウンター機能:水深表示の単位、船べりアラーム、深度アラーム、速度表示、バックライトを比べる。
- 入力と補正:糸長入力の方法、高切れ後の補正、入力できるPE号数を取扱説明書で見る。
- ギア比とハンドル:等速巻き、回収速度、ダブル・シングル、ハンドル左右を釣り方に合わせる。
- 品番と購入条件:年式や右左ハンドルを含む正式な品番を照合し、価格・在庫・販売元は購入時点で確認する。
特に同じシリーズの150番でも、P、ノーマル、H、DH、Lなどの記号によって仕様が変わります。商品名の一部だけで注文せず、品番全体と公式の仕様表を見てください。
ライン入力と釣行後の手入れで表示を保つ
ICカウンターは、道糸の長さや入力条件を基準にラインの放出量を表示します。購入直後は、リールごとの取扱説明書に従ってPE号数・長さを入力し、指定されたテンションや方法を守ります。初期設定を省くと、表示と実際のライン量のずれが大きくなることがあります。
ラインを巻き替えたときや高切れで長さが変わったときは、対応する糸長入力や高切れ補正を行います。カウンターの数字だけを絶対視せず、船長の指示、ライン角度、仕掛けの重さ、潮の流れを合わせてタナを判断しましょう。
海水使用後の水洗い、乾燥、電池カバーの扱いは機種ごとに異なります。水洗いできる範囲や方法、注油箇所は取扱説明書を優先し、電池部やICカウンター周辺を自己判断で分解しないようにします。異音や表示不良がある場合は、油を足したり内部を開けたりせず、メーカーや販売店へ相談してください。
ダイワのカウンター付きリールについてよくある質問
ICカウンターがあれば実際の水深を正確に測れますか?
ICカウンターは魚探のように海底や魚を直接測る機器ではなく、入力した道糸の情報を基にラインの放出量を表示するものです。ラインの巻き方、テンション、号数、潮や船の流し方で表示と仕掛けの位置に差が出るため、水深の目安として船長の指示やライン角度と組み合わせて使います。
150番と200番・300番はどう選びますか?
数字だけでなく、使うPEラインの号数と必要な長さで選びます。浅場の細糸なら浅溝の150番、PE2号を長く巻くなら150番でも対応する品番、さらに太糸や深場で余裕が必要なら200番・300番を比較します。最終的には船宿の指定を優先してください。
右巻きと左巻きはどちらが使いやすいですか?
利き手だけでなく、ロッドを持ち替えるか、仕掛けを落とした後にどの手で巻くかで決めます。ダイワでは品番末尾のL、PL、HLなどが左巻きを示す場合がありますが、表記はシリーズごとに確認が必要です。右・左の在庫違いもあるため、購入直前に正式品番を照合します。
カウンター付きなら電動リールは必要ありませんか?
手巻きで十分に回収できる水深と仕掛けなら、ICカウンター付き手巻きリールで対応できます。深場、重い仕掛け、長い仕掛けの回収を繰り返す場合や、巻き上げの負担を減らしたい場合は電動リールを比較します。カウンターの有無ではなく、必要な巻き上げ力で決めてください。
まとめ:用途・ライン・便利な機能の順に選ぶ
ダイワのカウンター付きリールは、最初に手巻きICか電動かを分け、次に釣り物とPEラインの号数・長さから番手を決めると選びやすくなります。
- タイラバ:紅牙 X IC、25紅牙 RX IC、26紅牙 IC 150を巻き方と容量で比較する
- 幅広いライト船釣り:LIGHT GAME X IC、LIGHT GAME RX ICを基準にする
- イカメタル:LIGHT GAME IC、TIERRA AIR ICの速度表示や入力機能を見る
- 細糸・浅場:LIGHT SW X IC SSの浅溝スプールとPE容量を確認する
- 深場・大型魚:TIERRA IC、SALTIGA IC、電動リールを必要な負荷で選ぶ
水深表示、アラーム、バックライトなどの便利な機能は、使う場面があってこそ役立ちます。船宿の条件、PE糸巻量、ギア比、ハンドル左右、ライン入力方法を正式品番で照合し、購入時点の公式仕様と販売情報を確認してから選びましょう。
表示機能の違いをメーカー横断で確認したい場合は、カウンター付きベイトリールの選び方も参考になります。タイラバの番手やギア比はタイラバリールの選び方、イカメタル用のダイワ製品はダイワのイカメタルリールの選び方で詳しく整理しています。






















