
タトゥーラ TW 200は、太いラインやPEを使い、中型から大型ルアー、大型魚、ソルトのパワーゲームに向く大型ベイトリールです。ダイワ公式ページでは「25タトゥーラ TW 200」として、4つの品番が掲載されています。
225gのボディにφ38mm・幅24mmのスプールを備え、ナイロン16〜25lbやPE2〜5号を巻きやすいのが大きな特徴です。一方、軽量ルアーやコンパクトさを最優先する釣りでは、サイズが合わないことがあります。
この記事では、ダイワのベイトリールの選び方も踏まえながら、タトゥーラ TW 200の特徴と向いている釣り、HとXH・右巻きと左巻きの選び方を整理します。数値はDAIWA公式の製品情報を基準にしています。
タトゥーラ TW 200はどんなリール?
タトゥーラ TW 200は、タトゥーラシリーズのなかでもラインキャパシティーと負荷への対応力を重視した200サイズのベイトリールです。公式ページでは、太糸・PE・大型魚・ソルトに対応するモデルとして位置付けられ、中型から大型のルアーやビッグベイトにも対応しやすい設計と説明されています。
サイズ選びで重要なのは、数字の「200」だけではありません。φ38mmのスプール、ナイロン25lb-100mやPE3号-200mという巻糸量、100mmハンドル、最大ドラグ力6kgまたは5.5kgといった仕様が、得意な釣りを決めます。
- 太いラインを長く巻きたい:ナイロン、フロロ、PEの必要量を確保しやすい
- 大きなルアーを使いたい:中・重量級のプラグやビッグベイトを想定した設計
- 魚や地形の負荷に備えたい:アルミ素材のハウジングと高強度真鍮ギアを採用
- 海水域でも使いたい:公式仕様でソルト対応とされている
逆に、軽いルアーを中心に扱う、短いラインしか使わない、リールの軽快さを最優先する場合は、200サイズだけに絞らず小型スプールの機種も比較しましょう。
基本スペックと4つの品番の違い
タトゥーラ TW 200には、ギア比7.3のH系と、ギア比8.4のXH系があります。末尾のLは左ハンドルを示します。右ハンドルと左ハンドルを含め、品番ごとの主な違いは次のとおりです。
| 品番 | ハンドル | ギア比 | 巻き取り長さ | 最大ドラグ力 |
|---|---|---|---|---|
| 200H | 右 | 7.3 | 87cm | 6kg |
| 200HL | 左 | 7.3 | 87cm | 6kg |
| 200XH | 右 | 8.4 | 100cm | 5.5kg |
| 200XHL | 左 | 8.4 | 100cm | 5.5kg |
4品番の共通仕様は、標準自重225g、φ38mm・幅24mmのスプール、100mmハンドル、ボール7個・ローラー1個のベアリング構成です。標準巻糸量はナイロンが16lb-170m、20lb-135m、25lb-100m、PEが2号-300m、3号-200m、4号-140m、5号-115mです。
ボディ素材はAL、ギア素材は高強度真鍮で、公式掲載のメーカー希望本体価格は35,000円(税抜)です。実売価格や在庫は変わるため、購入時点の販売ページで確認してください。
太糸・PEを扱いやすくする38mmスプールと新型TWS
太いラインを必要な長さで巻きやすい
タトゥーラ TW 200のスプールは、直径38mm、幅24mmです。細いラインを少量だけ巻くための仕様ではなく、太いラインを一定量確保し、ルアーの遠投や大型魚とのやり取りに備える方向の設計です。
たとえば公式仕様では、ナイロン20lbを135m、25lbを100m、PE3号を200m巻ける目安が示されています。ただし、糸の銘柄や実際の張力、巻き方で巻糸量は変わります。最大量を機械的に再現するのではなく、釣り場で必要な長さと高切れ時の余裕から決めることが大切です。
200サイズ専用のテーパー形状TWS
TWS(T-WING SYSTEM)は、キャスト時にラインが通るガイドの抵抗を減らすための機構です。タトゥーラ TW 200では、太糸・PEやリーダーの結束部への対応を考慮した、200サイズ専用の新型テーパーTWSが採用されています。
太いラインを使うと、結束部がガイドを通過する場面で引っ掛かりやすくなります。公式ページは、トラブルを避けるため、結束部をロッドのガイドより外側に出しておくことを推奨しています。TWSがあるからノットの位置を気にしなくてよい、という意味ではありません。
HYPERDRIVE DESIGNとALハウジングの特徴
タトゥーラ TW 200には、基本性能を長く保つことを目指すダイワのHYPERDRIVE DESIGNが採用されています。公式説明では、HYPERDRIVE DIGIGEAR、ハイパーダブルサポート、HYPER ARMED HOUSING、HYPER TOUGH CLUTCHという複数の要素で構成される設計思想です。
アルミ素材が内部構造を支える
HYPER ARMED HOUSING(AL)では、フレームとギア側サイドプレートにALが使われています。リール内部のギアやスプールを支える部分の剛性を意識した構造で、負荷がかかる釣りで巻き上げの安定性を考える材料になります。
ギアには高強度真鍮が使われています。これは大型ルアーや太糸を使う場面で、リールの基本的な巻き上げ性能を確認するときのポイントです。ただし、ボディ素材だけでロッドとの組み合わせや魚とのやり取りまで決まるわけではありません。
ソルト対応でも手入れは必要
HYPER TOUGH CLUTCHは、海水域での使用も想定したクラッチシステムです。公式仕様にもソルト対応と記載されていますが、ソルト対応は海水や砂を放置できるという意味ではありません。使用後は機種の取扱説明書に従い、汚れを落として乾燥させます。
MAGFORCE・LC Concept・UTDで中〜大型ルアーに対応
MAGFORCEはマグダイヤルで調整する
タトゥーラ TW 200のブレーキはMAGFORCEです。固定式のインダクトローターと磁界を利用するマグネットブレーキで、ダイヤルによってブレーキ力を調整します。
ブレーキはバックラッシュを抑えるための補助であり、ルアーの空気抵抗、風、ラインの巻き量、キャストの強さによる回転変化まで自動で消すものではありません。初めて使うときは強めの設定から始め、短い距離でスプールの回転と着水前のサミングを確認します。
LC Conceptは中・重量級ルアーを意識した設計
公式ページのLC Conceptは、キャスト後半の伸びと遠投性能を狙ったブレーキコンセプトで、中・重量級のルアーに適すると説明されています。タトゥーラ TW 200を選ぶときは、飛距離の数字だけでなく、使うルアーがスプールサイズとロッドの対応範囲に合っているかを先に確認しましょう。
UTDと最大ドラグ力を品番選びに使う
UTD(アルティメットトーナメントドラグ)は、ドラグの効き始めの引っ掛かりを抑え、滑らかな作動を目指すダイワのドラグシステムです。最大ドラグ力はH系が6kg、XH系が5.5kgなので、品番を選ぶときはギア比だけでなく、この違いも仕様表で確認します。
タトゥーラ TW 200が向いている釣り
ビッグベイトや大型ハードルアーを使うバス釣り
公式ページが中型から大型ルアー、ビッグベイトへの対応力を示しているため、大きめのプラグを中心に使うバス釣りでは候補になります。ラインを太くしたい場面でも、ナイロンやPEの巻糸量を確保しやすい点が役立ちます。
ただし、ルアーの重さはリール単体で決めません。ロッドの対応ルアー重量、ラインの強度、リーダーの有無、狙う魚のサイズを合わせて、タックル全体で判断します。
太糸・PEで大型魚を狙う釣り
ナイロン16〜25lb、PE2〜5号の範囲を選びやすいので、細いラインを少量だけ使うリールでは不安がある釣りに向きます。遠投してもラインを残したい、障害物の近くで太糸を使いたい、といった条件では200サイズの容量が判断材料になります。
一方、必要なラインが100サイズに収まるなら、200サイズの容量を使い切れないこともあります。ラインの太さと長さを先に書き出し、200サイズが本当に必要かを確認しましょう。
ソルトのルアー釣り
タトゥーラ TW 200は公式仕様でソルト対応です。PEや太いリーダーを使う海水のルアー釣りで、ライン容量と巻き上げの力を優先する場合に候補となります。
海水使用後は、リール表面の塩分や汚れを残さないことが重要です。洗浄方法や注油箇所は、販売店の一般論ではなく、付属の取扱説明書やメーカーの案内を優先してください。
向いていない釣りと選ぶ前の注意点
軽量ルアーが中心ならサイズを再検討する
タトゥーラ TW 200は225gで、φ38mmの大きめのスプールを備えます。軽量ルアーを中心に投げたい場合、スプールを回し始めるための条件やリールの大きさが釣り方に合わない可能性があります。
ベイトフィネスや小型ルアー専用の釣りでは、軽量スプールを搭載したモデルを比較するほうが選びやすいことがあります。タトゥーラ TW 200でも投げられるかという発想だけでなく、最も多く使うルアーを基準に選びましょう。
ラインを多く必要としない釣りでは過剰になることがある
近距離の釣りや細いラインを短く巻く釣りでは、200サイズのラインキャパシティーを生かしきれない場合があります。容量、重量、ハンドルの大きさが必要な条件に対して過剰なら、より小型のリールのほうがタックルを組みやすくなります。
リールだけで耐久性を判断しない
アルミ素材や高強度真鍮ギアは選択材料になりますが、ロッド、ライン、フック、リーダー、ドラグ設定が合っていなければ、タックル全体の性能は安定しません。根掛かりをリールの巻き上げだけで外す、強引に魚を寄せるといった使い方は避け、道具の取扱説明書と釣り場の条件に合わせます。
HとXH、右巻きと左巻きの選び方
巻き上げを優先するならH、回収速度を優先するならXH
HとXHは、次のように巻き取り量が違います。XHはハンドル1回転で100cm巻き取るため、ルアーの回収やラインスラックの回収を速くしたい場面に向きます。Hは87cmで、最大ドラグ力はXHより0.5kg大きい6kgです。
| 重視すること | 候補 | 公式仕様から見た理由 |
|---|---|---|
| 巻き取り量と最大ドラグ力のバランス | 200H・200HL | 87cm/回、最大6kg |
| 回収速度やラインスラック回収 | 200XH・200XHL | 100cm/回、ギア比8.4 |
これはHのほうがすべての釣りで強い、XHのほうが必ず速く釣れる、という意味ではありません。抵抗の大きなルアーを一定速度で巻くのか、回収を速くして手返しを上げるのか、釣り方に必要な操作から決めます。
RとLの違いは購入前に必ず確認する
200Hと200XHは右ハンドル、200HLと200XHLは左ハンドルです。右巻き・左巻きは利き手だけでなく、キャスト後にロッドを持ち替えるか、片手でキャストから巻き取りまで行うかでも使いやすさが変わります。
商品名の末尾まで確認し、右ハンドルが必要なのにL付きの品番を選ぶ、XHが必要なのにHを選ぶ、といった取り違えを防ぎましょう。
ライン容量を生かす初期設定と使用後の手入れ
糸巻量は必要な太さと長さから決める
まず使うラインの種類、太さ、必要な長さを決め、その条件が公式の標準巻糸量に収まるかを確認します。PE3号を200m巻ける仕様でも、実際の直径やテンションが違えば巻ける量は変わります。スプールの端まで無理に巻かず、ラインの状態を確認できる余裕を残してください。
ゼロアジャスターとマグダイヤルを調整する
公式ページでは、最初にゼロアジャスターでスプールのガタを調整し、その後はマグダイヤルでブレーキを制御する使い方が説明されています。初回はブレーキを強めに設定し、ルアーを短い距離で投げて、スプールが過回転しないかを確認します。
ルアーを変えたときや風が変わったときは、同じ設定をそのまま使わず再調整します。着水直前は親指でスプールを止めるサミングも必要です。ブレーキ機構があっても、バックラッシュを完全に防げるわけではありません。
ソルト対応でも洗浄・乾燥を省略しない
海水で使った後は、取扱説明書に従って表面の塩分や汚れを落とし、十分に乾燥させます。強い水圧を内部へ当てたり、説明書にない場所へ注油したりせず、巻きの違和感や異音があれば無理に分解しないでメーカーや販売店へ相談しましょう。
購入時は品番とハンドル方向を最後に確認
左ハンドルで、ハンドル1回転あたり100cmの回収速度を重視するなら、200XHLが代表的な候補になります。公式仕様では、225g、ギア比8.4、最大ドラグ力5.5kg、ナイロン16lb-170m・20lb-135m・25lb-100m、PE2号-300m・3号-200m・4号-140m・5号-115mです。
この条件に合う商品候補を一つだけ紹介します。購入時は、右ハンドルの200XHやH系ではなく、左ハンドルのXHLであることを商品ページの品番と写真で確認してください。
価格、在庫、販売元、配送条件は変動します。商品カードの表示だけで決めず、購入直前にAmazon.co.jpの商品ページで品番、ASIN、ハンドル方向、保証条件を再確認しましょう。
まとめ:太糸・大型ルアーが基準なら候補になる
タトゥーラ TW 200は、太いラインやPEを巻き、中型から大型ルアー、大型魚、ソルトのパワーゲームに使うためのベイトリールです。TWS、MAGFORCE、HYPERDRIVE DESIGN、ALハウジングなどが特徴ですが、選ぶときは機構名より自分のラインとルアーを先に確認します。
- 必要なラインの太さと長さが200サイズの糸巻量に合うか確認する
- 中型から大型ルアーや大型魚を狙うタックル全体に適合させる
- Hは87cm・最大6kg、XHは100cm・最大5.5kgを基準に選ぶ
- H・XHが右巻き、HL・XHLが左巻きだと確認する
- ソルト対応でも説明書に沿って洗浄・乾燥する
太糸・PEの容量、大型ルアーへの対応力、回収速度のどれを重視するかを決めれば、タトゥーラ TW 200の4品番から必要なモデルを絞りやすくなります。
参考にした公式情報
製品仕様、価格、在庫、販売条件は変更される場合があります。購入時はメーカーと販売店の最新情報を確認してください。












