シマノの両軸リールおすすめモデルを選ぶポイント|用途別に特徴を比較

船上の汎用的な両軸リールとメタルジグを写した選び方解説用イメージ

シマノの両軸リールを探すと、船釣りで仕掛けを落とすカウンター付きリールと、ルアーを投げるベイトリールが候補に並びます。見た目が似ていても、重視する機能は同じではありません。

結論からいえば、船のライトゲームやメタルスッテはバルケッタBB、タイラバはエンゲツ プレミアム、ライトジギングはグラップラーCT、淡水ルアーのキャストはSLX DCを基準にすると比較しやすくなります。用途を決めたうえで、番手、ギア比、糸巻量、ハンドルの左右を公式仕様と照合して選びましょう。

シマノの両軸リールは用途で2系統に分けて考える

「両軸リール」はスプールを左右のフレームで支える構造を指す言葉として使われますが、シマノの製品ページでは用途に応じて「両軸(オフショア・船)」と「ベイト(ルアーキャスティング)」が分けて掲載されています。購入前に、まず自分の釣りが「落とす釣り」か「投げる釣り」かを決めることが大切です。

系統 主な使い方 先に見る機能
船用の両軸リール タイラバ、メタルスッテ、ライトジギングなど、仕掛けを落として巻き上げる カウンター、フォールレバー、PE糸巻量、ギア比、最大巻上長
ベイト(ルアーキャスティング) バスやソルトルアーなど、ロッドでルアーを投げて探る スプール、ブレーキ、ルアー重量、ライン容量、ギア比
大型の両軸リール 大型魚、石鯛、深場など、太いラインや長い糸巻量が必要な釣り 番手、ドラグ、糸巻量、ボディ剛性、ロッドとの組み合わせ

船用の150番級をキャスト用として選んだり、キャスト用の小型ベイトリールを深場の船釣りに使ったりすると、必要なライン容量や操作性が合わないことがあります。分類名だけでなく、メーカーが示す用途と仕様表を確認してください。

用途別に選ぶシマノ両軸リールのおすすめモデル

代表的な候補を、用途と最初に確認したい仕様で整理します。数値は各製品ページの代表番手を基準にしており、同じシリーズでも右・左ハンドルやPG・HG・XGで変わる場合があります。

用途 候補 特徴の軸 選ぶときの確認点
船のライトゲーム・メタルスッテ 21バルケッタBB 150DH-HG LEDバックライト付きカウンター、ダブルハンドル PE1.5号200m、右巻き150か左巻き151か
タイラバ 23エンゲツ プレミアム 150HG/150PG フォールレバー、カウンター、巻上距離アラーム 等速巻き中心ならPG、回収速度ならHGを比較
ライトジギング グラップラーCT 150XG/151XG 高剛性ボディ、フォール・巻上速度表示、60mmハンドル PE号数・水深・ジグ重量、右巻き150か左巻き151か
淡水ルアーのキャスト 23SLX DC 70HG/71HG I-DC4とMGLスプールIIIによるブレーキ調整 ルアー重量、ナイロン糸巻量、巻き手、HGかXGか

以下では、各モデルの向く場面と、公式仕様から読み取れる選択基準を順に解説します。

船のライトゲームやメタルスッテならバルケッタ BB

21バルケッタBBは、シマノがタイラバ、ライトジギング、メタルスッテ、船のライトゲーム向けに案内するカウンター付きの小型両軸リールです。150DH-HG RIGHTはギア比7、最大ドラグ力5kg、自重220g、最大巻上長70cm、PE1.5号200m・2号150m・3号100mという仕様です。

液晶カウンターにはLEDバックライトがあり、シマノ公式では点灯パターンを選べることや電池交換が可能なことを案内しています。暗い時間帯の表示を確認したい人、仕掛けの位置を数字で把握したい人は、カウンターの有無だけでなく、バックライトとライン入力の方法まで見ておくと安心です。

150DH-HGは右ハンドルのダブルハンドル仕様です。左手で巻きたい場合は同シリーズの151DH-HG、ゆっくり一定速で巻きたい場合は150DH-PG・151DH-PGも比較します。商品名の「DH」はダブルハンドル、「HG」はハイギアを示す表記なので、150番という数字だけで決めないようにしましょう。

船のライトゲーム用に、カウンターとダブルハンドルを備えた具体的な候補から比較したい人は、次のモデルを確認できます。

タイラバならエンゲツ プレミアム

タイラバは一定速の巻きとフォールの組み立てが重要になるため、ギア比だけでなくフォールレバーとカウンターの機能も確認します。23エンゲツ プレミアムは、フォール速度の調整、カウンターによる水深・速度の確認、巻上距離アラーム、糸巻き学習に対応したシリーズです。

番手 ハンドル ギア比 最大巻上長 最大ドラグ力 自重
150PG 5.8 58cm 6kg 220g
150HG 7.4 74cm 5kg 220g

PGは巻き上げ速度を抑えて一定のリズムを作りたい場合、HGは回収や手返し、深いレンジからの糸ふけ処理を優先する場合に候補になります。どちらが常に優れているのではなく、船宿の水深、ヘッド重量、巻き方に合わせて選ぶのが基本です。左ハンドルは151PG・151HGとして展開されています。

150番のPE糸巻量は0.8号400m、1号330m、1.5号200mです。実際に使うラインが決まっているなら、まずこの容量を満たすか確認し、そのうえでPGかHGを選びます。

フォールと巻き上げの情報を使ってタイラバの再現性を高めたい人は、公式機能を確認できる次の代表候補から比較できます。

ライトジギングや深場の回収ならグラップラー CT

ライトジギングでは、ジグを動かす操作性と、深い場所からの回収を両立できるかを見ます。シマノのグラップラーCTは、150XG RIGHTと151XG LEFTをラインナップする船用のカウンター付き両軸リールです。

150XGの公式スペックは、ギア比8.1、最大ドラグ力5kg、自重240g、PE0.8号400m・1号330m・1.5号200m、最大巻上長81cm、ハンドル長60mmです。XGの速い巻き上げに加えて、フォール速度と巻き上げ速度を液晶で確認できるため、深さだけでなくジグを動かした距離や速度を管理したい場面に向きます。

高剛性のHAGANEボディ、X-SHIP、60mmのEVAパワーハンドル、フォールレバー、レベルワインド連動なども特徴です。フォールレバーを使う場合でも巻きの軽さを保つ設計が説明されているため、フォールの速さを変えながら巻き上げへ移る釣りでは、カウンターの機能と合わせて確認するとよいでしょう。

なお、グラップラーにはCT以外のシリーズや旧モデルもあります。販売ページで「グラップラー」という名前だけを見て決めず、150XGか151XGか、PE専用仕様か、商品コードと公式仕様が一致しているかを照合してください。

淡水ルアーのキャストならSLX DC

バスなどの淡水ルアーで、仕掛けを投げて広く探るなら、船用カウンターリールではなくベイトキャスティング用のSLX DCが候補になります。23SLX DC 70HG RIGHTはギア比7.2、最大ドラグ力5.5kg、自重200g、最大巻上長75cm、ナイロン12lb-100m・14lb-90m・16lb-80m・20lb-65mの仕様です。

SLX DCの特徴は、低慣性のMGLスプールIIIと電子制御ブレーキI-DC4です。シマノ公式では、4段階のダイヤルで幅広いルアーに対応し、軽量ルアーから空気抵抗の大きいルアーまでブレーキを選びやすくしたモデルとして説明しています。カウンターで水深を読む船釣りとは、選ぶ理由が異なります。

70は右ハンドル、71は左ハンドルです。巻き上げ速度を上げたい場合は70XG・71XGも比較できますが、使うルアーの重さ、ロッドの長さ、ラインの太さ、回収速度を一緒に考えます。ソルトで使う場合は、メーカーの用途表示と使用後の手入れ方法も確認してください。

キャスト用ベイトリールを初めて比較するなら、DCブレーキと標準的な70番のスペックを確認できる次のモデルが候補です。

シマノ両軸リールの選び方5ポイント

1. 落とす釣りか、投げる釣りかを決める

タイラバ、メタルスッテ、船のライトジギングのように仕掛けを落とす釣りなら、カウンターやフォール機能のある船用両軸リールを優先します。バスやルアーをキャストする釣りなら、スプールの立ち上がりとブレーキ調整を重視するベイトリールが基本です。カウンターが付いていることだけで、キャストに向くとは限りません。

2. 実際に使うラインを巻けるか確認する

リールの番手より先に、使うラインの種類、号数、必要な長さを決めます。船用なら水深と高切れ時の余裕を含め、船宿の指定PEラインを基準にします。例えばバルケッタBB 150番はPE1.5号200mが公式値ですが、グラップラーCTやエンゲツプレミアムの150番はPE0.8号400mなど、同じ150番でも仕様は異なります。

カウンター付きモデルはラインの種類や巻き方が表示に影響します。糸巻き学習やライン入力が必要な機種では、実際に巻くラインと説明書の手順を合わせてください。

3. PG・HG・XGは巻き方と回収速度で選ぶ

PGはギア比を抑え、一定速の巻きや負荷のある仕掛けをゆっくり扱いたい場合に候補になります。HGは回収と操作のバランスを取りやすく、XGは糸ふけを早く回収したい場面で検討します。

最大巻上長は、ハンドル1回転で巻けるラインの長さをスプールの条件と合わせて示す数値です。ラインが減ると実際の巻き取り量も変わるため、数字だけで釣りの速度を断定せず、公式スペックの比較値として使います。

4. ハンドルの左右と操作姿勢を合わせる

今回紹介した船用シリーズでは、150が右ハンドル、151が左ハンドルとして展開されています。SLX DCでも70が右、71が左です。右利き・左利きだけで決めず、ロッドを持つ手、キャスト後に持ち替えるか、巻き上げ中に力を入れやすいかで選びます。

5. カウンター、フォールレバー、ブレーキは必要な釣りだけで選ぶ

カウンターは水深や仕掛けを落とした距離を再現したいときに役立ちますが、ラインの角度や船の流れまで自動で正確に示すものではありません。フォールレバーは沈下速度を調整する機能、DCブレーキはキャスト時のスプール回転を制御する機能です。名前が似た「便利機能」を一括りにせず、必要な釣りに対応するものを選びましょう。

番手・ギア比・品番の見方と購入前の確認事項

150と151、70と71はハンドル左右を確認する

シマノの船用小型両軸リールでは、同じシリーズの150と151が右・左ハンドルの違いとして並ぶことがあります。SLX DCの70と71も同様に左右のモデルが用意されています。ただし、すべての製品で同じ規則とは限らないため、必ず対象製品のラインナップ表で確認してください。

モデル年式とシリーズ名を照合する

バルケッタBB、エンゲツ、グラップラーには、似た名称の別シリーズや世代があります。公式ページの品番、商品コード、JAN、PE糸巻量を販売ページの表記と突き合わせると、旧モデルや別番手の取り違えを防げます。価格や在庫は変動するので、購入直前に再確認してください。

海水使用後の手入れ方法を確認する

海水で使うリールは、防水機構や防錆ベアリングの有無だけで判断せず、製品の取扱説明書に従って洗浄、乾燥、注油、保管を行います。強い水圧を直接当てたり、水分を残したまま収納したりする扱いは避け、電池式カウンターは電池交換や表示不良時の手順も確認しておきましょう。

よくある質問

両軸リールとベイトリールは同じですか?

構造の説明としては重なる部分がありますが、シマノの製品分類では、船・オフショア用を「両軸」、ルアーを投げるタイプを「ベイト(ルアーキャスティング)」として分けています。検索時の言葉だけでなく、仕掛けを落とすのか投げるのかで製品ページを分けて探すと、候補を絞りやすくなります。

タイラバはPGとHGのどちらが向いていますか?

一定速の巻きをゆっくり続けたい場合はPG、回収速度や深いレンジからの手返しを重視する場合はHGが候補です。水深、ヘッド重量、船の指示ダナ、普段の巻き方で必要な速度が変わるため、ギア比だけで初心者向け・上級者向けと決めないでください。

カウンター付きなら実際の水深を正確に測れますか?

カウンターはラインの放出量やスプール回転を基にした水深の目安です。ラインの入力方法、巻き量、テンション、船の流れや角度で表示と仕掛けの位置がずれることがあります。船長の指示水深、ライン角度、底取りと合わせて使い、表示だけを絶対値として扱わないことが大切です。

シマノの両軸リールを海水で使うときの注意点は?

船用として案内されるモデルでも、使用後の手入れは必要です。キャスト用を海水で使う場合は、その製品が想定する用途とメーカーの注意事項を確認し、洗浄と乾燥の方法を守ります。防錆機構があることと、手入れが不要であることは同じではありません。

まとめ:用途とラインを決めてからシマノの両軸リールを選ぶ

シマノの両軸リールは、まず船用の「落とす釣り」と、ベイトキャスティング用の「投げる釣り」に分けて考えると選びやすくなります。

  • 船のライトゲームやメタルスッテは、カウンターと扱いやすさでバルケッタBBを比較する
  • タイラバはPG・HG、フォールレバー、カウンター、必要なPE容量を確認する
  • ライトジギングはグラップラーCTのライン容量、XGの回収速度、剛性を確認する
  • 淡水ルアーのキャストは、SLX DCのスプールとI-DC4ブレーキを基準にする
  • 150・151や70・71の左右、モデル年式、商品コード、JANを購入直前に照合する

価格や人気だけで決めず、釣り場の水深、使うライン、仕掛けやルアーの重さ、巻き手を先に整理してください。その条件に合うシリーズを公式スペックで比較すれば、シマノの両軸リールを用途に合わせて選びやすくなります。

公式情報を確認する

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