赤潮とは?釣りへの影響や、なぜ魚が死ぬのか、食べられるのかを解説!

赤潮とは、海水中で浮遊生活をしている生物(主に植物プランクトン)が異常に発生して、海水の色が変わる現象です。

水が赤く染まることが多いため「赤潮」と呼ばれますが、水の色は原因となるプランクトンの色素によって変わり、オレンジ色、赤色、赤褐色、茶褐色などがあります。

赤潮の原因

赤潮は、海中でプランクトンの栄養となる成分が急に増えたり、海水温が高くなるなど、環境が変わることによって引き起こされます。

赤潮が起こると、毒性を持つプランクトンにより魚介類がダメージを受けることもあります。

一方で無毒プランクトンも大量発生すると問題を起こします。

プランクトンは光合成や呼吸によって、酸素や二酸化炭素を消費したり生成しています。

通常はこのバランスが保たれていますが、赤潮によってバランスが崩れると、他の生物にとってストレスとなってしまいます。

釣りへの影響

釣り人にとって赤潮は大きな敵です。

最も直接的な影響は釣果の減少ですね。

低pHや低酸素状態に耐えられない魚介類は死んでしまったり、別の場所へ逃げます。

底生動物や固着性動物(貝類やサンゴなど)は移動できないため被害を受けやすく、その結果食物連鎖も崩壊します。

魚介類の養殖をしている海で発生すると、他の場所に逃げられないため、壊滅的な被害を受ける可能性もあります。

赤潮の海で取れた魚は食べられるのか?

赤潮の海で取れた魚は食べられるのかという問いに対する答えは一概には言えません。

赤潮の原因となるプランクトンが有毒か無毒か、その毒素がどのような影響を与えるか、その魚がどれだけ毒素を摂取しているかなどによって異なります。

しかし、一般的には以下の点に注意すると良いでしょう。

  • 赤潮発生時や発生直後の海域では釣りを控える。
  • 赤潮発生時や発生直後に取れた魚介類は食べない。
  • 特に二枚貝類やカニ類など内臓部分を食べるものは避ける。

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