釣った魚をそのまま冷蔵庫に入れ翌日捌くのはOK?翌日に内臓処理は?

釣りは楽しいですが、釣った魚を持ち帰ってからの処理はなかなか大変です。特に大きな魚やたくさんの魚を釣った場合は、さばくのに時間も手間もかかります。

とはいえ、せっかく釣った魚を美味しく食べるために魚の鮮度を保つことはとても重要。では、釣った魚をそのまま冷蔵庫に入れて翌日捌くのはOKなのでしょうか?

今回は、釣った魚をそのまま冷蔵庫に入れて翌日に捌いても良いのか、刺身にする場合や、内蔵の処理はどうすればいいのかについて解説していきたいと思います。

(ちなみに、安いもの↓で大丈夫なので、出刃包丁と柳刃包丁があると捌きやすさがケタ違いです。世界が変わりますよ!)

釣った魚をそのまま冷蔵庫に入れ、翌日捌くのはOK

結論としては、釣った魚をそのまま冷蔵庫に入れて翌日捌くのは、基本的にはOK。ただし、いくつかの注意点があります。

まず、釣った魚を冷蔵庫に入れる前に、エラと内臓だけでも取り除けるとベスト。エラと内臓は魚の鮮度を落とす一番の原因です。

エラは魚の呼吸器官で、酸素と二酸化炭素の交換を行います。海水から酸素を取り込むフィルターのような役割をしているので、大量の微生物が付着しています。

また内臓は魚の消化器官で、食べたものを分解しますね。内蔵は、消化途中の食べたものや、腐敗の原因となる血を多く含みます。

そのため、エラと内臓が残っていると、微生物や血によって腐敗が進みやすくなります。また、魚の臭みや苦みの原因にもなります。そのため釣った魚は、できるだけ早くエラと内臓を取り除くことが重要です。

次に、釣った魚を冷蔵庫に入れるときには、キッチンペーパーや新聞紙などで包んでください。これは、魚の水分を吸収して、雑菌の繁殖や乾燥を防ぐためです。

魚の水分は、魚の旨味や食感にも影響します。そのため、魚の水分を適度に保つことが大切です。キッチンペーパーや新聞紙で包んだら、さらにラップやビニール袋で密閉してください。

これは、魚の酸化や冷蔵庫への臭い移りを防ぐ目的もあります。魚は空気に触れるとどんどん鮮度が落ちるのでしっかり空気を抜いておきましょう。また、釣った魚を冷蔵庫に入れる場所は、チルド室や野菜室などがオススメ。

冷蔵庫の温度は、扉の開け閉めによってすぐに変化するので、温度が低いところに入れることが望ましいです。チルド室や野菜室は、冷蔵庫の中でも温度が低く魚の保存に適しています。

以上のように、釣った魚をそのまま冷蔵庫に入れて翌日捌くのはOKですが、少しでも美味しく食べるには、エラと内臓の処理と、しっかりと冷やして保存し鮮度を保つことが大切です。

刺身で食べる場合は当日中に内蔵処理を行う

釣った魚をそのまま冷蔵庫に入れて翌日捌くのはOKですが、刺身で食べる場合は当日中に内蔵処理を行うことをおすすめします。

刺身で食べる場合は、魚の鮮度が特に重要。魚の鮮度は、魚の死後経過する時間や温度によってどんどん変化します。

美味しく食べるには、死後硬直が完全に解けるまでに捌くようにしましょう。刺身で食べる場合は臭みなども気になるので、原因となる内蔵は血合いは早い内に取り除いておくのがおすすめです。

内蔵処理をしっかり行うことで、魚の鮮度を保つことができます。そして魚を冷蔵庫に入れるときには、先述の通り、水分や空気、温度などに注意して保存することを忘れないでください。

熟成させる場合も腐敗を防ぐため、エラや血合い、内蔵処理を当日行う

釣った魚を刺身で食べる場合、捌くのが当日中ではなくても、鮮度が保たれていればおいしく食べることができます。ただし切り身を熟成させる場合には、腐敗を防ぐためにエラや血合い、内蔵処理を当日行うようにしましょう。

熟成とは、死後硬直の解けるまでゆっくり水分を飛ばしながら保存することです。熟成によって、魚の身は柔らかくなり、旨味や香りが増します。

熟成は一歩間違えると腐敗にも繋がるため難易度が高いです。血合いの多い魚や、鮮度の落ちやすい青魚などは避けたほうが良いですね。

もし熟成させる場合は、処理をしっかりと行うようにしましょう。

まとめ

釣った魚をそのまま冷蔵庫に入れて翌日捌くのはOKですが、魚の鮮度を保つためにはいくつかの注意点があることを紹介しました。

釣った魚を美味しく食べるためには、魚の種類や好みに応じて、魚の処理方法を適切に選ぶことが大切です。釣りを楽しんだ後は、釣った魚を美味しく味わいましょう。

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