釣りにおいて「バレる」とは、魚がハリから外れて逃げてしまうこと。
同じ意味で「バラす」とも言います。
釣り人にとっては悔しい経験であり、なるべく避けたいことです。
魚がバレる原因
魚がハリから外れてしまう原因はさまざまですが、主なものは以下のように分類できます。
フッキング(針掛かり)が甘い
フッキングとは、魚がハリを飲み込んだ時に竿を強くあおってハリを刺すことです。
そのフッキングが甘いというのは、ハリが魚の口に浅くしか刺さっていない状態。
フッキングが甘い状態で魚が暴れたりジャンプしたりすると、ハリが口から外れやすくなります。
ドラグ(ブレーキ)設定が不適切
ドラグとは、リールについているブレーキのことです。
ドラグを調整することで、糸が引っ張られたときに出ていく力の強さ(テンション)を変えることができます。
ドラグ設定が不適切というのは、糸のテンションが高すぎたり低すぎたりすることです。
この場合、糸が切れたり緩んだりしてしまい、魚が針から外れやすくなります。
ロッドワーク(竿操作)が不十分
ロッドワークとは、竿を使って魚とやり取りする技術のこと。
ロッドワークが不十分であるというのは、竿先を魚の動きに追従しなかったり、竿先を上げてテンションを保たなかったりすることです。
糸が緩んだ状態で魚が暴れると、針から外れてバレやすくなります。
魚がバレない対策法
上記の原因を踏まえて、「バレる・バラす」対策法は以下のようになります。
フッキング(針掛かり)をしっかりする
フッキング時は、魚の口に針がかかるように、しっかりとロッドをあおるようにしましょう。
また、針自体が古くなっていると、バレやすくなります。
針先が尖っているかどうかも確認し、場合によっては交換してください。
ドラグ(ブレーキ)設定を適切にする
ドラグ設定は使用するルアーやタックル、狙う魚種やサイズによって変える必要があります。
一般的な目安として、魚に引っ張られたときにゆっくり糸が出ていく程度に「少し弱めに設定する」といいでしょう。
ドラグを強くしすぎると糸が切れやすくなりますし、弱くしすぎると魚に逃げられやすくなります。
ドラグは魚の引きに合わせて細かく調整するものです。
慣れるまでは少し弱めに設定しておいて、魚が掛かったら必要に応じて強くしたり弱くしたりしてみてください。
ロッドワーク(竿操作)を工夫する
ロッドワークは釣りの楽しみでもありますが、難しい技術でもあります。
基本的なことは、「竿先のテンションを保っておく」ということです。
魚が暴れたら竿先を下げて寄せたり、ジャンプしたら竿先を上げて押さえ込むなど。
また、魚の向きや位置に合わせて竿先を左右に振ったりします。
これらの動作は魚の逃げ道を塞いだり、ハリの刺さり具合を良くしたりすることに繋がります。
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