海や川で雨の後に釣りはできる?サビキのアジや青物、メバルやイカは?

釣りをする時には、天気や気温、風向きなどの気象条件が重要な要素となります。特に雨の影響は大きく、雨の前や雨の後では、水中の環境や魚の活性が大きく変化することがあります。

では、雨の後に海や川で釣りをする場合、どのような影響があるのでしょうか?また、雨の後にサビキでアジや青物を狙ったり、メバルやイカを狙ったりする場合、どのような釣り方が有効なのでしょうか?

この記事では、雨の後に海や川で釣りをする時のポイントや注意点を解説していきます。

天気が釣りに与える影響

天気が釣りに与える影響は、主に以下の4つに分けられます。

  • 水温の変化
  • 水質の変化
  • 気圧の変化
  • 魚への視覚的・聴覚的・振動的刺激

これらの要素は、水中の環境や魚の生理・行動・食性などに影響を与えます。例えば、水温が上昇すると魚の代謝が高まり、活発に動き回ってエサを探すようになります。

逆に水温が下降すると魚の代謝が低下し、動きが鈍くなってエサを食べる量も減ります。また、水質が濁ると魚は視界が悪くなるため、エサを見つける能力が低下します。

しかし、同時に自分も見えづらくなるため、警戒心も減少します。そのため、濁りが入った水域では、目立つ色や音・振動を出すルアーやエサで魚を誘うことが有効です。

さらに、気圧が低下すると魚は浮き気味になり、水面近くで活動することが多くなります。そのため、低気圧時は浮いたエサや表層を泳ぐルアーで魚を狙うことが有効です。

雨の後に川で釣りをする時の影響

雨の後に川で釣りをする時の影響は、川の種類や地形・地質・植生・降雨量・降雨時間・降雨範囲・降雨前後の天候などによって異なります。一般的には、以下のような傾向があります。

  • 雨の後は水量・流れ・水位が増加し、水色が濁り、水温が低下する
  • 雨の後は栄養分やミネラル分が増加し、酸素量やpH値が低下する
  • 雨の後はベイトフィッシュや昆虫類などの生物が流され、魚の捕食活動が活発化する

これらの影響は、魚の種類や生息域によっても異なります。例えば、アユやヤマメなどの清流性の魚は、水質や水温の変化に敏感で、雨の後は濁りや低温によって活性が低下し、警戒心が強くなります。

そのため、雨の後は澄んだ水域や温かい水域を探して、小さくて自然なエサやルアーで魚を誘うことが有効です。逆に、ブラックバスやブルーギルなどの外来性の魚は、水質や水温の変化に対応力が高く、雨の後は濁りや低温によって活性が上昇し、攻撃的になります。

そのため、雨の後は濁った水域や冷たい水域を探して、目立つ色や音・振動を出すエサやルアーで魚を誘うことが有効です。

雨の後に海で釣りをする時の影響

雨の後に海で釣りをする時の影響は、海岸線から離れた沖合いではあまり感じられませんが、海岸線に近い浅場では大きく感じられます。一般的には、以下のような傾向があります。

  • 雨の後は水質・水色が濁り、水温・塩分濃度・溶存酸素量が低下する
  • 雨の後は栄養分やミネラル分が増加し、プランクトンなどの生物が増加する
  • 雨の後はベイトフィッシュやプランクトンなどの生物が流され、魚の捕食活動が活発化する

これらの影響は、魚の種類や生息域によっても異なります。例えば、アジやイワシなどの青物は、プランクトンを主食とする魚は、雨の後はプランクトンなどの生物が増加することでエサの豊富さに惹かれて、濁りや低温にも関わらず活性が上昇します。

そのため、雨の後はサビキや小型のルアーで青物を狙うことが有効です。逆に、メバルやカサゴなどの底物は、水質や水温の変化に敏感で、雨の後は濁りや低温によって活性が低下し、警戒心が強くなります。

そのため、雨の後は澄んだ水域や温かい水域を探して、自然なエサやルアーで底物を狙うことが有効です。また、イカは視覚が優れているため、水色が濁るとエサを見つける能力が低下します。

しかし、同時に自分も見えづらくなるため、警戒心も減少します。そのため、雨の後は濁った水域で目立つ色や音・振動を出すエギやルアーでイカを狙うことが有効です。

まとめ

この記事では、雨の後に海や川で釣りをする時のポイントや注意点を解説しました。雨の後は水中の環境や魚の活性が大きく変化することがあります。

そのため、釣りをする時は天気や気象条件に合わせて釣り場や釣り方を選ぶことが重要です。また、雨の後は水質が悪化することもあるため注意しましょう。

雨の後に釣りをすることで、普段とは違った魚の反応や釣果を得ることができるかもしれません。ぜひ参考にしてみてください。

タイトルとURLをコピーしました