
結論から言うと、シマノのルアーマチックはトラウトに使えます。とくに現行の「ルアーマチック(トラウト推奨モデル)」は、エリアトラウトやネイティブトラウトを始める人に向けたラインアップです。
ただし、同じルアーマチックでも番手によって適合ルアー重量と長さが異なります。この記事では、公式の仕様を基準に、S60XUL・S60SUL・S60UL・S66ULの違いと、携帯性を重視したルアーマチックMBの選び方を整理します。
ルアーマチックでトラウトは釣れる?
ルアーマチックでトラウトは狙えます。シマノ公式も、トラウト推奨モデルをエリアトラウト(管理釣り場)やネイティブトラウト(渓流)を始める人向けのロッドとして案内しています。
選ぶときに注意したいのは、「ルアーマチック」というシリーズ名だけで判断しないことです。ルアーマチックにはトラウト推奨、バス推奨、ソルトルアー推奨など複数のラインがあります。トラウトが主目的なら、まずトラウト推奨モデルの品番を候補にすると、使うルアーとのズレを抑えやすくなります。
もちろん、ロッドだけで釣果が決まるわけではありません。対象魚の大きさ、釣り場の広さ、ルアー、ライン、リールを組み合わせる必要があります。とくに適合ルアー重量を超える使い方は避け、投げたいルアーがスペック内に収まる番手を選びましょう。
トラウト向け4モデルの違い
シマノ公式のトラウト推奨モデルは、6フィートの3機種と6フィート6インチの1機種です。数字が大きいほど必ず優れているという意味ではなく、ルアーの重さや操作する場所に合わせて使い分けます。
| モデル | 長さ | ルアーウェイト | 適合ナイロン | 適合PE | 向いている選び方 |
|---|---|---|---|---|---|
| S60XUL | 6’0″ | 0.5〜4g | 1〜4lb | 0.15〜0.4号 | 軽いルアーを細かく扱いたい |
| S60SUL | 6’0″ | 0.6〜6g | 1.5〜5lb | 0.2〜0.5号 | 軽量ルアーを中心に幅広く使いたい |
| S60UL | 6’0″ | 1〜8g | 2〜6lb | 0.3〜0.6号 | 1〜8gを広く扱いたい |
| S66UL | 6’6″ | 1〜8g | 2〜6lb | 0.3〜0.6号 | ULのまま長さを取りたい |
品番のSはスピニングロッド、数字は長さ、末尾のXUL・SUL・ULは硬さの区分です。上の表の「向いている選び方」は、公式スペックから整理した目安であり、釣果を保証するものではありません。
番手の選び方はルアー重量・長さ・場所で決める
軽いルアーを中心に使うならS60XUL
0.5〜4gのルアーが中心なら、最も柔らかいS60XULが候補です。軽量ルアーを適合範囲に合わせ、6フィートの取り回しを活かしたい人に向きます。使うルアーが4gを超えることが多いなら、S60SUL以上も比較してください。
迷ったときの基準はS60SUL
0.6〜6gの範囲に収まるなら、S60SULは軽量ルアー中心の釣りを始める基準にしやすい番手です。シマノ公式のおすすめ組み合わせでも、S60SULにC2000S、ナイロン3lb、35Fのルアーを合わせる例が紹介されています。具体的なタックルを組むときは、使うルアーの重量とラインの種類を先に確認しましょう。
1〜8gを広く使うならS60UL
小型プラグやスプーンなど、1〜8gの範囲を広く使いたいならS60ULが候補です。S60SULより適合ルアー重量とラインの上限が大きいため、軽さだけでなく少し余裕を持たせたい場合に比較しやすくなります。
同じULで飛距離を優先するならS66UL
S66ULはS60ULと同じ1〜8g対応ですが、長さは6フィート6インチです。管理釣り場の対岸や広めのポイントなどで距離を出したい場合はS66UL、狭い渓流や足元の操作を優先したい場合は6フィートのモデル、という考え方ができます。実際の扱いやすさは釣り場や体格でも変わるため、長さと仕舞寸法も購入前に確認してください。
エリアトラウトと渓流での選び分け
エリアトラウトでは、軽量ルアーを一定のレンジで扱う場面が多いため、投げるルアーが0.5〜6gに収まるならS60XULまたはS60SULを検討しやすいです。軽いルアーを優先するか、使える範囲を少し広げるかで分けると判断しやすくなります。
渓流では、ポイントの広さや木の枝など周囲の状況で必要な長さが変わります。狭い場所で細かな操作を優先するなら6フィート、少しでも距離やラインの扱いやすさを取りたいならS66ULが候補です。流れが強い場所や大型魚を主な対象にする場合、8gを超えるルアーを使う場合は、ルアーマチックのトラウト推奨モデルだけに絞らず、専用ロッドの適合範囲も比較してください。
メーカーの最新仕様は、シマノ公式のルアーマチック(トラウト推奨モデル)製品ページで確認できます。
携帯性を重視するならルアーマチックMB
電車や自転車で移動する場合、標準の2ピースモデルより仕舞寸法を重視したいことがあります。その場合は、標準のトラウト推奨モデルとは別シリーズの「ルアーマチックMB」も候補です。
MBのトラウト向け候補はS70UL-3とS76UL-4です。どちらもルアーウェイトは0.8〜10gで、S70UL-3は3ピース・仕舞寸法74.8cm、S76UL-4は4ピース・仕舞寸法62.4cmです。操作性を優先するなら7フィート、収納性と長さの両方を重視するなら7フィート6インチという分け方ができます。
S76UL-4は全長2.29m、自重91g、適合ラインはナイロン2〜5lb・PE0.2〜0.8号です。携帯性を優先しつつ、0.8〜10gの範囲でトラウトを含む淡水ルアーを始めたい場合の代表候補として確認できます。
携帯性とトラウト対応を重視し、0.8〜10gの範囲を使うなら、次のモデルが候補です。
商品名やASINが同じでも販売条件や在庫は変わるため、購入前に品番、継数、仕舞寸法を確認してください。MBの最新仕様は、シマノ公式のルアーマチックMB製品ページを基準にします。
購入前に確認したいポイント
- シリーズ名:トラウト推奨、MB、ソルトルアー推奨は別ラインです。商品名の「ルアーマチック」だけで決めず、品番まで確認します。
- ルアーウェイト:普段使うルアーの中心重量が適合範囲の中に入るかを確認します。上限ぎりぎりのルアーばかりなら、余裕のある番手も比較します。
- 長さと継数:6フィートは取り回し、6フィート6インチは距離、MBは携帯性というように、釣り場への移動方法とポイントの広さに合わせます。
- ライン:ナイロンとPEでは公式の適合範囲が異なります。ロッドだけでなく、リールに巻くラインも番手の表記に合わせます。
- 販売情報:価格、在庫、販売元、保証条件は購入時点の表示を確認します。仕様が更新されることもあるため、公式ページの品番と照合すると安心です。
まとめ:トラウトの1本目は使うルアーから選ぶ
ルアーマチックはトラウトに使えます。標準のトラウト推奨モデルから選ぶなら、0.5〜4g中心はS60XUL、0.6〜6g中心はS60SUL、1〜8gを広く使うならS60UL、同じULで長さを求めるならS66ULが目安です。
移動や収納を優先する場合は、0.8〜10g対応のルアーマチックMB S70UL-3・S76UL-4も候補になります。対象魚の名前だけで決めず、投げるルアーの重さ、釣り場の広さ、必要な携帯性の順に確認し、最後に公式の品番と仕様を照合して選びましょう。








