ナイロン3号で釣れる魚は?魚のサイズや重量を検証してみました。

ナイロン3号は釣り糸の中でもオールマイティーに使えることから、人気が高く、多くの釣り人が愛用しています。

ナイロン3号で釣れる魚はどんなものなのでしょうか?

この記事では、ナイロン3号の特徴やメリット・デメリット、釣れる魚の種類やサイズ・重量、釣り方や場所・仕掛け・エサのポイントなどを詳しく解説します。

ナイロン3号で釣りを楽しみたい方はぜひ参考にしてみてください。

ナイロン3号とは?特徴やメリット・デメリットを解説

まず、ナイロン3号とはどんな釣り糸なのでしょうか?

ナイロン3号というのは、釣り糸の太さを表す番手の一つです。

釣り糸には様々な番手がありますが、一般的に番手が小さいほど細くて弱く、番手が大きいほど太くて強くなります。
ナイロン3号はその中でも中間的な太さで、直径約0.285mm、強度約5.5kgとなっています。

ナイロン3号の特徴は、そのバランスの良さ。

ナイロン3号は、ちょうどいい太さでちょうどいい強さ、という具合に様々な条件に適応できる釣り糸です。

そのため、ナイロン3号は多くの釣り人に愛用されており、初心者から上級者まで幅広く使われています。

ナイロン3号のメリットは、以下のようなものが挙げられます。

  • 引っ張り強度や結び強度が高く、大きな魚にも対応できる
  • 柔軟性があり、曲げやねじれにも耐えられる
  • 適度な伸縮性があり、魚の引きに対してクッション性がある
  • 表面が滑らかで、摩擦や絡まりにくい
  • 透明度が高く、水中で目立ちにくい

ナイロン3号のデメリットは、以下のようなものが挙げられます。

  • 紫外線などによって劣化しやすい
  • 水分を吸収しやすく、重量が増える
  • 摩擦などで変形しやすい

PEラインのような取り扱いに注意が必要な糸に比べると、多少ラフな扱いをしても切れにくいところが一番のメリットかもしれません。

ナイロン3号は、その特徴やメリット・デメリットを理解して、適切な釣り方や釣り場を選ぶことが重要ですね。

ナイロン3号で釣れる魚の種類は?サイズ・重量もチェック

次に、ナイロン3号で釣れる魚の種類やサイズ・重量について見ていきましょう。
ナイロン3号で釣れる魚は、どんなものなのでしょうか?

ナイロン3号は、そのバランスの良さから、様々な魚種に対応できる釣り糸。
しかし、それでも釣り糸の太さによって強度には限界があります。

ナイロン3号で釣れる魚のサイズや重量は、おおよそ以下のような範囲となっています。

  • サイズ:~60cmまで
  • 重量:~5kgまで

この範囲内であれば、ナイロン3号で安心して釣りを楽しむことができます。

しかし、それ以上のサイズや重量の魚に出会った場合は、注意が必要。
ナイロン3号では対応できない可能性が高く、釣り糸が切れたり結び目が外れたりする恐れがあります。

その場合は、ナイロン3号よりも太くて強い釣り糸に変えるか、あきらめるかの判断が必要です。

では、具体的にどんな魚がナイロン3号で釣れるのでしょうか?
ナイロン3号で釣れる魚の種類は非常に多く、海水魚・淡水魚・汽水魚を問わず様々な魚種が含まれます。

釣ることが可能かどうか、という点では、もちろんどんな魚でも可能性はありますね。
ということで、ナイロン3号で狙われることの多い魚、という観点でご紹介します。

ここでは、代表的な魚種をいくつか紹介します。

ナイロン3号で釣れる海水魚

海水魚とは、海水域に生息する魚のこと。
海水魚は多種多様であり、色や形もさまざまです。

海水魚を釣る場合は、海岸や堤防・防波堤・砂浜・岩場・サーフ・沖縄などの様々な釣り場があります。

ナイロン3号で釣れる海水魚の代表的な種類をいくつか紹介します。

アジ

アジは、日本の各地に広く分布する食用魚です。

サビキで簡単に釣ることも出来ますし、ゲーム性の高いアジングで狙う上級者にも人気です。

アジは、群れを作って泳ぐ回遊性の魚であり、表層から中層にかけて活動しています。

ナイロン3号で釣ることができますが、サビキで大物が鈴なりに釣れそうな場合はドラグを調整することが重要。

アジのサイズは、10cm~30cm程度が一般的ですが、40cm以上の大物も。
重量は、0.1kg~1kg程度ですが、2kg以上の大物も存在します。

クロダイ

クロダイは、日本の各地に広く分布する高級食用魚。
堤防や防波堤などの人工物に付着した貝類や藻類を主食としています。

生息している場所によって釣り方がかなり変わってくるので、釣り人からも人気の高い魚です。

クロダイは、ナイロン3号で釣ることができますが、口が硬くて強いので、仕掛けやエサのセッティングにも注意が必要。

クロダイのサイズは、20cm~40cm(0.5kg~2kg)程度が一般的ですが、3kg以上の50cmの大物も存在します。

カサゴ

カサゴは、日本の各地に広く分布する食用魚です。

岩場や砂地などの底層に潜んでいます。
いわゆる根魚と呼ばれ、テトラポットや防波堤のコンクリートの隙間などにもいることが多いですね。

カサゴもナイロン3号で釣ることができますが、どんどん奥に潜っていくので、岩に擦れて切れないように注意が必要です。

以上のように、ナイロン3号で釣れる海水魚は多種多様です。

他にもシーバス、タチウオなどの魚種もナイロン3号で釣ることができます。

海水魚を釣る際には、季節や時間帯や潮回りなどの条件に合わせて釣り方や場所・仕掛け・エサを選ぶことが大切です。

淡水魚

次に、淡水魚について見ていきましょう。
淡水魚とは、淡水域に生息する魚のことです。

淡水魚は、川や湖や池などの水質が塩分濃度の低い場所に住んでいます。

淡水魚を釣る場合は、河川や湖沼・ダム・用水路・公園などの様々な釣り場があります。

ナイロン3号で釣れる淡水魚の代表的な種類をいくつか紹介します。

イワナ、ヤマメ、ニジマス

イワナ、ヤマメ、ニジマスは、日本の各地に広く分布する食用魚です。
いづれも清潔な水を好む魚であり、山間部の渓流やダム湖などに生息しています。

ニジマスはもともとは外来種ですが、釣り堀などから逃げ出した魚が川づてに広がって居着いている場所も多いです。

ナイロン3号で釣ることができますが、これらの魚は警戒心が強いので、仕掛けやエサのセッティングに注意が必要。

サイズは、10cm~30cm程度が一般的。
30cm以上の大物はかなりレアです。

ヘラブナ

ヘラブナは、日本の各地に広く分布する魚です。
専門に狙う釣り人も多く、昔から人気の高い魚ですね。

ヘラブナは、水草や藻類を主食としており、池や湖などの静かな水域に生息しています。

ヘラブナは、ナイロン3号で釣ることができますが、口が小さくて弱いので、仕掛けやエサのセッティングに注意が必要です。

ブラックバス

ブラックバスは、外来種の魚。

元々は食用魚として輸入されてきましたが、釣りの対象としてのゲーム性の高さから、各地に放流する人があとを絶たず、瞬く間に日本中に広がっていきました。

ブラックバスは、肉食性であり、小魚やカエルや昆虫などを捕食しています。
生態系を破壊していることで問題になっており、現在は生きたまま運ぶことが自体が禁止されています。

ラージマウスバスとスモールマウスバスの2種類がいて、河川や湖沼・ダム・用水路などに生息しています。

ブラックバスはルアーを何度もキャストするため、軽くて操作性の高いPEラインを使われることが多いですが、もちろんナイロン3号で釣ることもできます。

ブラックバスは体格のわりに引きが強くて激しい動きをするので、注意が必要。

以上のように、ナイロン3号で釣れる淡水魚も多種多様です。

他にもコイやウグイ、オイカワなどの魚種もナイロン3号で釣ることができます。

淡水魚を釣る際には、魚に合わせて釣り方や場所・仕掛け・エサを選ぶことが大切です。

ナイロン3号で釣るときの釣り方や場所の選び方

ナイロン3号で釣れる魚の種類やサイズを見てきましたが、釣りの楽しみはまだまだたくさんあります。
釣り方や場所の選び方も重要な要素。

以下のようなポイントを押さえておきましょう。

釣り方

ナイロン3号で釣るときの釣り方は、魚種や場所によって異なりますが、ルアー釣りやフカセ釣りやウキ釣りなどオールマイティーな釣り方が可能。

ルアー釣りは、人工的な疑似餌(ルアー)を使って魚を誘う釣り方で、シーバスやブラックバスなどの肉食性の魚を釣ることができます。

フカセ釣りは、仕掛けにエサを付けて流しながら魚を誘う釣り方で、クロダイやヘラブナなどの警戒されやすい魚に効果的です。

ウキ釣りは、仕掛けにエサを付けて浮き(ウキ)を使って水面近くで魚を誘う釣り方で、アジやメバルなどの中層から上層にいる魚を狙うならおすすめ。

ウキのおかげで仕掛けの水深を固定できるので、遠くに投げて、広く探ることができますよ。

場所

ナイロン3号で釣りができる場所は様々。

魚種や季節によって異なりますが、一般的には水質が良くて魚が多い場所を選ぶことが大切。

淡水魚を釣る場合は、河川や湖沼・ダム・用水路などがおすすめです。
海水魚を釣る場合は、海岸や堤防・防波堤・砂浜・岩場・サーフなど、許可されている場所ならどこでも可能。

特に海で釣りをする場合は、潮回りも考慮することが重要です。

潮回りとは、満潮と干潮の潮位の差(干満差)のことで、大潮と小潮などがあります。
大潮は干満差が大きく、小潮は干満差が小さくなります。

潮位は海面の高さのことで、満潮時は海面が高くなり、干潮時には海面が低くなります。
満潮に向かって潮位が上昇することを上げ潮、逆に下がることを下げ潮と言います。

これらの要素によって、魚の活性や移動や食性が変化します。
一般的には、大潮や中潮の満潮前後や下げ潮の途中などが魚がよく釣れるタイミングと言われています。

ナイロン3号で釣るときの釣り方や場所の選び方を知っておくことで、より効率的に魚を釣ることができます。

まとめ

ナイロン3号は、そのバランスの良さから多くの釣り人に愛用されている釣り糸。

釣れる魚は、海水魚・淡水魚・汽水魚を問わず様々な魚種がいます。
サイズや重量は、おおよそ~60cm、~5kg程度。

釣り方や場所の選び方は、魚種や季節や潮回りなどの条件に合わせて適切に行うことが大切ですね。

ナイロン3号で釣りを楽しみたい方はぜひ参考にしてみてください。
素晴らしい釣果を得られることを祈っています。

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