餌取りとは、本命の魚よりも先に付け餌を食べてしまう、釣りの邪魔をする魚のことです。
餌取りにはイシモチや、フグやカワハギなどの硬い歯で付け餌を噛み切る魚が多くいます。
餌取りは特にマダイ釣りやグレ釣りなど、さしエサを使う釣りで厄介な存在です。
エサ取り対策
エサ取り対策には、以下のような方法があります。
付け餌を小さく目立たなくする
付け餌が大きすぎると、エサ取りに狙われやすくなります。
付け餌は本命の口に入る程度に小さく切って、目立たない色のものを選びましょう。
また、付け餌を固く締めることで、エサ取りに噛み切られにくくすることもできます。
目立つアクセサリ類を外す
仕掛けについているビーズやスプリットショットなどのアクセサリ類は、光ってエサ取りを引き寄せる可能性があります。
これらは必要最低限に減らした方が良いでしょう。
重い仕掛けを使って速く仕掛けを沈める
エサ取りは水面近くや中層に多くいます。
そのため、重い仕掛けを使って速く仕掛けを沈めることで、エサ取りの居場所を素早く通過して本命のタナまで到達することができます。
コマセをあまり撒かない
コマセは本命だけでなくエサ取りも集めてしまいます。
コマセはあまり撒かないか、仕掛けから離れた場所へコマセを撒くことで、本命とエサ取りの分離を狙います。
あまり仕掛けを動かさない
仕掛けが動くと音や波動が発生してエサ取りの注意を引きます。
そのため、あまり仕掛けを動かさずに静かに待つことが大切です。
ただし、本命の魚が仕掛けに反応しない場合は、少しアクションを加えてみると良いでしょう。
餌取りの比較的少ないタナを攻める
餌取りは水深や時間帯によって分布が変わります。
餌取りが比較的少ないタナを探して攻めることで、本命の魚を釣る確率を高めることができます。
餌取りと言われるフグしか釣れない理由
フグは釣り人にとって最も嫌われるエサ取りの一種です。
フグしか釣れない理由は、以下のようなものが考えられます。
付け餌
フグは特に貝類やイカなどの付け餌が好きです。
これらの付け餌を使っていると、フグに狙われやすくなります。
また、付け餌が大きすぎたり柔らかすぎたりすると、フグに噛み切られやすくなります。
仕掛け
フグは目立つ色や光るものに興味を示します。
そのため、仕掛けにビーズやスプリットショットなどのアクセサリ類がついていると、フグに目をつけられやすくなります。
また、仕掛けが軽すぎると、フグに持ち上げられてしまうこともあります。
ふぐの多いタナ
フグは水深や水温によって分布が変わります。
フグは特に水深10m以下の浅いタナや、水温が低い冬場のタナに多くいます。
これらのタナを攻めていると、フグしか釣れないことがあります。
コマセでふぐを集めてしまった
コマセは本命だけでなくフグも集めてしまいます。
仕掛けの近くにコマセを撒きすぎると、フグに群がられやすくなります。
まとめ
餌取りとは、本命の魚よりも先に付け餌を食べてしまう釣りの邪魔をする魚のことです。
餌取り対策には、付け餌を小さく目立たなくする、目立つアクセサリ類を外す、重い仕掛けを使って速く仕掛けを沈める、コマセをあまり撒かない、あまり仕掛けを動かさない、餌取りの比較的少ないタナを攻めるなどの方法があります。
フグしか釣れない理由は、付け餌や仕掛けやタナやコマセがふぐを寄せてしまうからです。
フグを避けるには、これらの要素を適宜変えてみると良いでしょう。
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