釣りにおいて糸ふけとは、ラインがたるんだ状態のことです。
糸ふけが多くなると、ライントラブルや魚のアタリを感じにくくなるなど、釣果に影響してきます。
特にイカ釣り(エギング)では、糸ふけの管理が重要です。
続いて、糸ふけとはなぜ起きるのか、糸ふけをどうやって取るか。
そしてエギングでの重要性についても解説します。
糸ふけとは何か
糸ふけとは、キャストをした後や引いてくる最中に、ラインが出過ぎたり、風にや潮に流されたりして直線的に張らない状態です。
このような場合、ラインに余分な緩みが発生し、その分だけアクションやアタリの伝達が遅れたり弱まったりします。
キャスト時に特に発生しやすい現象であり、リールでラインを巻きとる際に変なクセが付いてしまう可能性もあるので注意。
糸ふけの防止・取り方
糸ふけを防止する方法は大きく分けて二つあります。
一つ目はキャスト時にラインが出すぎないように注意すること。
適切にサミングをして、ラインが出ていく量を抑えましょう。
二つ目はリールで巻き取る時に、しっかりラインを張った状態を意識すること。
竿を動かして一時的にテンションをかけるなど、ゆるんだままリールが巻き取らないようにしましょう。
エギングでの重要性
糸ふけが特に問題になってくるのが、エギングです。
エギングではエギ(イカ用ルアー)のアクションや、イカからのアタリを正確に素早く感じ取る必要があります。
しかし糸ふけがあると、エギの操作時の動きが遅れたり小さくなったりし、イカからの微妙なアタリも伝わりにくくなってしまいます。
その結果、イカが反応しなくなったり、バレてしまったりする可能性が高まってしまいます。
したがって、エギングではなるべく糸ふけをへらすように心掛けましょう。
またキャスト後だけでなく、エギでのジャークなどのアクション時も、余分な糸ふけを残さないよう注意しましょう。
まとめ
糸ふけとはラインがたるんだ状態のことで、釣りにおいては望ましくない現象です。
特にエギングでは糸ふけの管理が重要であり、ロッド操作やリール選択などで防止する必要があります。
糸ふけを減らすことでエギのアクションやイカからのアタリを正確かつ素早く感じ取ることができ、釣果向上につながります。
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