撒き餌とは?コマセとの違いや、禁止になる理由をわかりやすく解説!

釣りにおいて、撒き餌とは、対象魚をポイントに寄せるために海に撒く餌のこと。

コマセは、撒き餌を仕掛けのカゴやネットに詰めて使うときの呼び方です。

撒き餌とコマセはどちらも集魚効果がありますが、使われ方に違いがあります。

撒き餌とコマセの違い

撒き餌は、主にサビキ釣りやフカセ釣りなどで使われます。

サビキ釣りでは、アジやサバなどの小型回遊魚を狙います。

フカセ釣りでは、メジナやチヌなどの魚を狙います。

撒き餌を巻くときは、スプーンや手を使い、ピンポイントで投げ入れます。

対象魚の好みや季節などによって材料は変えますが、一般的には米ぬかやアミエビなどがよく使われます。

コマセは、主にウキ釣りや投げ釣りなどで撒き餌を使うときの呼び方。

ウキ釣りでは、アオリイカやタチウオなどの大型回遊魚を狙います。

投げ釣りでは、カレイやヒラメなどの底物を狙います。

仕掛けの端に取り付けたカゴやネットに撒き餌を詰めて使用します。

コマセは対象魚を集めるためにも使われますが、撒かれた餌の近くにある釣り針を間違えてくわえさせることで魚を釣り上げます。

コマセも種類は様々ですが、一般的にはパン粉や小さなオキアミなどがよく使われます。

撒き餌・コマセが禁止される理由

撒き餌は効果的ですが、一方で問題もあります。

よく問題になるのが、釣り場を汚してしまうこと。

撒き餌を使うと、いくら気をつけていても足元などに飛び散ってしまいます。

一部のマナーが悪い人が、汚したままで帰ったり、撒き餌のゴミを放置したりすることで、悪臭の問題がおき、撒き餌の禁止や、釣り自体が禁止になることもあります。

防波堤や、海に面した公園での釣りは比較的安全で手軽なので人気です。

ですが、その場所を使うのは釣り人だけではありません。

プロの漁師さんや、公園に遊びに来た人も使う場所です。

釣りができる場所をこれ以上減らさないためにも、使った場所は必ずキレイにして帰りましょう。

撒き餌を使った釣りをする時には、その場所で撒き餌が許可されているかどうかを確認することが大切です。

また撒き餌を使える場合でも、 必要最小限の量にしたり、ゴミや使った場所をきちんと片付けるようにしましょう。

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